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右手首の痛み、可動域制限　異議申立てで12級から10級に変更

部位手関節症状痛みや可動域制限

札幌市在住 40代男性

横断歩道上に停車していた車両に接触し転倒した事故

青信号の横断歩道をふさぐように車両が連なっていたため、前進を促した際に加害車両が急発進し転倒しそうになったため、車両に掴まったがそのまま引きずられて転倒した事故。この事故で右手の靱帯を損傷し2度にわたる手術を受けましたが、手首の痛みや可動域制限が残存しました。

当初12級と判断された理由をくつがえす医証を整えて再申請(いわゆる異議申立て)

紹介によりヨネツボへ相談、｢被害者請求｣を受任する。最初の後遺障害等級認定手続きで12級6号に認定されるも、自賠責保険の認定基準上、10級10号に認定される後遺症であると思われ、被害者さまに詳しく認定内容を説明し再申請手続きをおこなうことに。そこで、担当医に面談し認定基準や認定内容を説明した上、10級認定が適正な等級であるとする具体的な医療情報を回答してもらいました。その回答書をもとに再申請(いわるゆ異議申立て)をおこない、約2ヶ月後、12級とされていた後遺障害等級が10級に変更されました。

後遺障害等級10級認定を前提に示談交渉

被害者さまは認定された後遺障害等級10級を前提として相手方に賠償してもらうため、自分が加入していた弁護士費用特約を利用して弁護士に示談交渉を依頼されました。

後遺障害等級認定のポイント

交通事故の被害に遭い後遺症を残された被害者さまであっても、自分の後遺症について、誰がどんな基準に基づいて判断するのか、また、その手続き方法や調査の手順など正確に把握している方は多くありません。だからこそ、まずは自分の置かれている状況を把握するためにも被害者さまの後遺症の実態を明らかにする医学的資料を整えることのできる専門家に相談し、適正な後遺障害等級を求めていくことが交通事故解決の近道になります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今回の被害者さまが再申請すると決断しなければ、本来、後遺症の実態が10級であっても、当初認定されている後遺障害等級12級に基づいて相手方は損害を算定するのが一般的です。

北海道でも後遺障害を専門とする事務所が増えてきていますので、ご自身が安心して依頼できる専門家をみつけて｢被害者請求｣することをおすすめします。