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頚椎椎間板ヘルニア　非該当から後遺障害等級１２級認定　

部位頚部（首）症状首の痛み・上肢の痛み・しびれ

函館市在住自営業(平成24年3月事故)

相手方保険会社が行う事前認定で非該当

車線に無理矢理進入してきた加害車両をかわすため、急ハンドル、急ブレーキでなんとか衝突をまぬがれたものの、直後より頚部痛と上肢の痛みやしびれ等が出現し、｢頚椎捻挫・頚椎椎間板ヘルニア｣と診断される。7ヶ月に渡る治療の甲斐なく症状が残存したため、相手方保険会社が行う事前認定で後遺症の等級を求めましたが、結果は後遺障害等級には該当しないと判断されました。

強い症状が残っているのに後遺障害として評価されない

｢これだけ強い症状が残っているのに後遺障害として評価されないのは納得できない!｣と弊所へ電話相談をいただきました。その後、事前認定に使用した資料を取り付けていただき内容の精査を行い、14級または12級認定の可能性があることを説明して後遺障害等級認定手続きをご依頼いただきました。被害者さまが遠方のため、ほとんどのやり取りを電話で行いましたが、後遺症を立証する資料を過不足なく準備することができました。

被害者請求により後遺障害等級12級認定

その資料をもとに異議申立書を作成して自賠責保険に被害者請求を行いました。その結果、前回非該当であった後遺症が後遺障害等級12級に変更されました。被害者さまも｢自分の症状が公に認められた!｣と大変喜んで頂きました。ご依頼をいただいてから5ヶ月後のことです。現在、後遺障害等級12級を前提とした賠償について弁護士に依頼して交渉中とのことです。

後遺障害等級認定のポイント

事前認定では被害者さまの後遺症を立証する資料が不十分だったため、適正な等級認定に繋がらなかったと考えます。そのため、画像所見や神経学的所見の関連性などを具体的に医師へ質問する書面を考案して回答を得ました。そしてその回答にもとづき異議申立書を作成して被害者請求手続きを行いました。ヨネツボ北海道では被害者さまの後遺症の実体を明らかにする一連の作業を「医療調査」と呼び、適正な等級認定に必要と思われるさまざまな書類を考案・作成して後遺障害等級認定手続きを行っております。今回の事例も「医療調査」を通じて、被害者さまの「あるがままの後遺症」を明らかにできたことが適正な評価に繋がったと考えます。