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耳鳴り非該当から異議申し立てによる被害者請求で後遺障害等級12級認定事例

部位耳症状耳鳴

石狩市在住アルバイト(平成22年8月事故)

被害者請求の存在を知らずに、相手方保険会社が行う事前認定で非該当

渋滞で停車中に飲酒運転の加害車両に追突され「頸椎捻挫・腰椎捻挫」等の診断を受ける。
そして、事故受傷から数日後に耳鳴りや耳の聞こえが悪くなっていることに気がついたとのことです。その後、1年3ヶ月の治療を経て症状が残存したため、症状固定の診断を受けましたが、当時、被害者さまは自分側で行う被害者請求の存在を知らずに、相手方保険会社が行う事前認定で等級の判断を受け、結果は非該当でした。

これだけ症状があるのになぜ、結果が非該当なのか

「これだけ症状があるのになぜ、結果が非該当なのか。非該当の理由が書かれている文書を見てもよくわからない?」とのご相談でした。
そこで、被害者さまの症状や治療内容を詳しく伺って、後遺障害等級12級に該当する可能性があることをご説明いたしました。また、あわせて自賠責保険制度のしくみをご理解していただき、事前認定で後遺症が正当に評価されなかったと思われるポイントをご説明して、後遺障害等級認定手続き(再申請)をご依頼頂きました。

異議申し立てによる後遺障害等級12級認定

その後は被害者さまや被害者さまの友人にもご協力頂き、自賠責上、意味のある照会文書を作成して医師面談を行い「被害者さまの後遺症を正確にあらわす医証」を整え、自賠責保険への被害者請求を行いました。
ご依頼をいただいてから約5ヶ月後のことです。

そして、被害者請求から約3ヶ月後、結果は後遺障害等級12級相当の認定を受けました。
被害者さまは「やっと自分の訴えていた後遺症が認められた!」と喜びを爆発されていました。

その後、相手方との示談交渉を弁護士に依頼して、2ヶ月程度で納得の事故解決をされました。

後遺障害等級認定のポイント

耳鳴りの後遺障害等級は12級相当・14級相当・非該当に分類されます。事故受傷後、耳鳴りの自覚症状があれば必ず医師に症状を訴えることが重要です（脳外科や整形外科の医師でも構いません）。また、併せて耳鼻科等の専門医にかかり、聴力や耳鳴検査を継続的に行ってもらう必要があります。「事故で耳鳴りになったのかわからないから医師に話していない」と話される被害者さまは以外と多くいらっしゃいます。事故後に耳鳴りが起こって症状が続いているなら、まずは医師に症状を伝えましょう。